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対価を要する術もある

仕事柄、今までに開運術をはじめとする色々な「術」というのを知る機会がありました。

 

 

抜群に効果があったものもあるのですが、効果があるというだけで簡単に人にすすめてはいけないものだという経験も同時にしてきました。

 

 

今回は、そのことをお話しておこうと思います。

 

(僕には珍しく、若干オカルトチックです 苦笑)

 

▲ 祐気三合法で用いる真言と紙の人形(ひとがた)

 

「術」の種類

 

例えば開運術をしてみようと思われる方も、まず、「術」には大きく二つの種類あるということを知っておいてください。

 

 

つまり、

 

〇 対価を必要とするタイプ

 

〇 対価を必要としないタイプ

 

この二種類があります。

 

 

対価というのは、その術を行うにあたっての手間やお金のことではありません。

 

 

それ以上の物のことを意味していると理解してください。

 

 

 

 

まず、対価を必要とするタイプの術について。

 

 

このタイプのものは、比較的効果が表れやすく、また分かりやすいというのが特徴です。

 

 

ただし、即効性はありますが、持続性に乏しいという面もあります。

 

 

 

一般に求められている術というのは、このタイプの物のように思われます。

 

 

 

しかし、対価を支払うということについて、理解されていない方が大半です。

 

 

例えば、開運術で一時的に金運を上げても、どこかで余分に得られたものの補填をしなければいけないということがあります。

 

 

それをお金以外で意図的に支払わなければ、結局得た金額以上に出費をするはめになったりします。

 

 

 

これに対して、対価を必要としないタイプの術は、即効性がなく、効果が出ているのかが分かりにくいという性質を持っています。

 

 

また、一回だけではなく、何度も繰り返し行う必要があることが多く、効果を実感する前に諦めてしまうという方が多いようです。

 

 

しかし、長い目で見た場合、個人の努力ではなし得ないようなかたちで効果が表れることがあります。

 

 

また、長い時間をかけなければいけないという点が、むしろ自分自身の成長を促すということもあり、最初の望みとは異なる、もっと自分自身の人生に向き合ったかたちで効果を感じることもあります。

 

 

 

このように書くと、対価を必要としない術は良く、対価を必要とする術が悪いもののように感じるかもしれませんが、そうではありません。

 

 

対価を必要としない術は、時間を必要とします。

 

 

ですから、開運術は、対価とその効果が表れるまでの時間を考える必要があるのです。

 

 

 

生兵法は止めるべき

 

実際に私が今までにやったもので、効果のあったものを少し。

 

 

〇 祐気三合法

私が一緒にされる方を募集しているものに祐気三合法があります。

(詳しくは祐気三合法について書いたページを見て下さい)

 

 

これは、対価を必要としないタイプの術ですから、広くお声かけさせていただいています。

 

 

その効果は、ゆっくりですが、上にも述べたように、回数を重ねるごとに自分の考え方が変わってきているのを感じています。

 

 

最近では、自分のためにというより、他の人のために、この術を行えるようになってきました。

 

 

 

〇 方位術

吉方位に行って、運勢を上げるというものです。

 

 

気学や奇門遁甲といったものが人気です。

 

 

私自身もこの術は何度も行っており、その効果を感じています。

 

 

基本的には対価を必要としないタイプの術ではあるのですが、非常に早く効果が出ることもあります。

 

 

そういう場合は、念のため社会奉仕等のかたちでお返ししておくと良いでしょう。

 

 

 

〇 密教・道教系の術

明らかに対価を必要とするタイプの術を行ったことがあります。

 

 

密教や道教の要素のある術で、その効果の即効性にある種の恐怖をも感じました。

(ですから、具体的に何をしたか、というところは伏せておきます)

 

 

 

 

実は、この密教・道教系の術の経験から、「対価」というものを支払わされるような術もあるんだということを、こういう仕事をしている人間としてお話する機会を持たなくてはなと常々考えていました。

 

 

安易に術をやってしまう人というのが少なからずいるようなので。

 

 

理性的ではないオカルトじみた話ですが、そういうものもあると考えておくことは、危険から身を守る一つの理性的な態度です。

 

 

 

また、もし何か術(開運術も)を行ったり参加したりするという際には、主催者やその術をしている人がどんな人なのか、そして、その術を行うのにどのぐらいの経験があるのか等、簡単にやってしまうのではなく、予め調べておくことは大切です。

 

 

生兵法は大怪我の基というのを肝に銘じておくべきでしょう。